top of page

91 原子力災害訓練 その1

​ 原子力災害には様々なロボットが開発され、福島でも活躍しています。いわゆる極限環境でのロボットの需要はこれから大いに高まるでしょう。

92 原子力災害訓練 その2

​ 放射能汚染の偵察に線量率計が使われます。今の線量率計にはGPSがついているものがあって、測定位置がわかります。測定位置と測定時間が分かれば放射線の等強線図つまり同じ強さのところをつないだ線画が描けるのです。

93 原子力災害訓練 その3

​ 入院患者、特にお年寄りの避難は大変です。福島の時も、原発に放水に行く途中で民家から寝たきりのお爺さんを助けてくれと頼まれ、現場の指揮官は人命救助か放水かで迷ったことがあります。すぐジープを出してどちらも間に合いましたが。

94 原子力災害訓練 その4

​ 今でも福島では除染作業が続いていますが、人の除染は大変です。基本石鹸で落としますが、EDTAのような金属と化合しやすい溶液を使うこともあります。除染基準が厳しいといつまでたっても除染が終わりません。

95 原子力災害訓練 その5

​ 放射線医学研究所は、千葉県千葉市稲毛区にあり、放射線と人々の健康に関わる研究開発に取り組む「国内唯一」の研究機関です。福島の災害派遣で、爆発により負傷した自衛官5名もここで治療を受けました。

96 原子力災害訓練 その6

​ 人の場合も除染前に放射線の検知をします。服などに付いている放射能汚染物質は非常に細かく、目に見えないのでやっかいです。

97 原子力災害訓練 その7

​ 発電機が止まると、冷却水が回らなくなります。そのため災害の時の非常用の発電機があります。時間との戦いです。

98 原子力災害訓練 その8

​ 一般の人を誘導するのは大変です。通常訓練では、市や県庁の職員が被災者役をやる場合がありますが、現実は甘くありません。

99 原子力災害訓練 その9

​ 放射能で汚染された器材の整備は、実はとても厄介なのです。整備員も汚染の可能性があるため、製造元での整備はかなり調整が必要です。

100 原子力災害訓練 その10

​ 訓練の後は、教訓事項を真摯にまとめるのが大切です。この積み重ねが成果につながるのです。行政主導の事業がうまくいかないのは、しばしばこれを怠るからです。

bottom of page