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31 対テロ訓練その2 

トリアージとは、負傷の程度によって、治療の優先順位を決めるもので、死亡が確認できるものあるいは助からないものは最後に回されます。この方法はナポレオン時代に戦場で行われたと言われています。トリアージはフランス語です。

 

 

 

32 対テロ訓練その3 

ケイ子さんは、初期設定ですでに訓練プログラムが組んであります。その時の訓練に合わせてプログラムを組み替えないと大変なことになります。

 

 

 

33 対テロ訓練その4 

​テロの現場では、警察、消防、自衛隊の任務が競合する場合があります。警察(警務隊)は犯罪現場を保存し、犯罪の証拠を収集しなければなりません。一方自衛隊は一刻も早く除染し、二次汚染の拡大を防止しようとします。そのため調整が必要なのです。ハル子は二人にそのことを知らしめようとしている、のだと思います。決してイタズラではなく・・・たぶん。

 

 

 

34 対テロ訓練その5 

​自衛隊は、大規模除染に備えて除染所を開設します。この除染所はあくまで有事用なので、あまり一般受けしません。親しみやすいイメージを作ることも必要でしょう。

 

 

 

35 対テロ訓練その6 

​除染所で、大変なのは傷病者の除染です。本来医者や看護師がいてしかるべきですが 、彼らは除染所前のトリアージと除染所から出てきた人を救護所で治療することしかしません。まあ人が少ないのはわかりますが。

 

 

 

36 対テロ訓練その7 

​除染所では、大量の人員を除染しなければなりません。女性や子供、お年寄り、外国人もいるかもしれません。彼らを誘導し、シャワーを浴びせ、傷病者はその後救護所まで誘導して治療を受けさせます。汚染された服の処置や、着替え、貴重品の処置など課題は山積しています。

 

 

37 対テロ訓練その8 

​消防ロボ登場!今やロボットは各種災害などでも活躍の場を見出そうとしています。実際このようなロボットを開発しているかどうかは不明です。

 

 

38 対テロ訓練その9 

​汚染地域の拡散を3Dで表示するソフトはあります。CBRN関連の器材は新しいものがよく出ますが、装備化がなかなか進みません。

 

 

39 対テロ訓練その10 

​災害現場でのトリアージは大切です。治療に優先順位をつけ、できるだけ多くの人員を助けるのが趣旨ですが、生死の判断を現場で迅速にせねばならず、医療関係者のストレスは大変なものです。たぶんハル子さんはストレスなど感じないでしょう。

 

 

 

40 対テロ訓練その11 

​自衛官は、特別国家公務員で24時間勤務が原則です。消防隊員は地方公務員です。交代で勤務に就きます。ハイパー太郎を制作したメーカーは、仕様書に「地方公務員に準ずるロボット」とあったのでそれを忠実に設計しました。ハル子は国家公務員適用外です。

 

 

 

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